■ドルフィードリーム オプションヘッド(アイホールクローズDDH−01)カスタム EMD3
とりあえず、3体目。初めてアニメティックアイを使いましたけど、上下左右が決まっているので、それらを合わせないといけないので、ある意味グラスアイより固定が難しいですね。
◆以下、DDカスタムについて(履歴からの転載デス・・・)◆
 えーと、今回のDDさんは、オプションヘッドの安い方を使ってます。毎度の事ながら、削れるだけ削って、薄くなりすぎてやばそうなところは裏からエポキシパテで裏打ちして…目はアニメティックアイズの22mmBタイプのあんずをグルーガンでとめて、首ジョイントも交換してます。口元や鼻の下は、いつもどおり仕上げちゃったけど、フィギュアとか1/6の人だと、もう少しアニメフィギュア系(っつうか、鼻の穴とかじんちゅうとか作らない感じでキャンディ&未来のような処理)に振った方がなじみやすいかもしれないですね。
 前回のカスタムと合わせて、削って変えられるのはこの範囲かなぁと言った感じで、これ以上目を大きくしても、市販のアイは黒目の部分が円だから入れても変だし…これで楕円が出たらもう少しカスタムの幅が広がるのだろうなとは、思いますけど。

 参考までに、カスタムで削るのに使った工具は、リューター(ビルドマスターSP)とデザインナイフ、耐水ペーパーとダイヤモンドやすり、それにアイベベラーです。リューターで使った先端工具は、「超硬つくし型カッター大」とアイベベラー(ボークスではアイサイザーと言って売っていますが)の22mmの先を外したもの(木軸を外すと3mm軸になるので)とダイヤモンドのセットのヤツを使いました。メイクはMr.カラーとパステルで、仕上げにスーパークリアUVカットのつや消しスプレーを吹いています。
 それと、一応カスタム作業を簡単に書いておきますね。DD用のヘッドは1/6用の植毛ヘッドとは違って可塑剤の量が少なく、硬くて削りやすいので、デザインナイフやリューターでバランスや肉厚の様子を見ながら少しずつ削っていきます。あらかた削れたら、#320の耐水ペーパーで水研ぎして段差を無くし、仕上げにソフビ用溶剤(Vカラー用のシンナーでも代用できますけど)で表面溶かして毛羽立ちを抑え、さらにテカリを抑えるためにアセトンで処理をしてやります。裏から光をすかして薄くなって、やばそうなところは、パテで裏打ちして変形しないように強度を出してやります。目の裏の部分は、SDと同様にアイベベラーの先端をリューターにつけて削れば簡単にできます。摩擦熱で削りカスがこびりつかないように氷水や冷凍庫でソフビを冷やしてやって削るのがポイントです。
 DDオプションヘッドのカスタムは、削れる範囲がそれなりに狭くて、変えられる自由度が少なく制約が多い分だけうまくまとめるのに時間がかかりますけど、スキルがあれば(スキルがなくっても、ちょっとずつ進めて、うんと時間をかけてやれば)それなりに出来るものなので、力試しにやってみるのも面白いかもしれませんね。


DATA:EMD3 2004年8月完成。
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コンテンツ制作:2004年8月29日
改訂:2005年1月2日